喜ぶ人と共に喜び、泣く人と共に泣きなさい。(ローマの信徒への手紙 12章15節)
 春日原教会の使命(ミッションステートメント) 
  わたしたちは、すべての人のために十字架にかかり復活されたイエス・キリストを主と信じ、その香りをはなつ教会であり続けるために、次のことを大切にしていきます。

(主に仕える群れ)
 イエス・キリストが十字架の死に至るまで神の御旨に従い祈られたように、わたしたちも主なる神への礼拝と祈りを何よりも大切にします。
 また、与えられた賜物を喜び、キリストの教会をつくり上げていきます。

(共に生きる群れ)
 イエス・キリストが「小さい者」と見なされていた人たちに寄り添われたように、わたしたちも共に生きます。
 また、神の家族として主にある交わりを大切にし、信仰を継承していきます。

(春日原に立つバプテストの群れ)
 イエス・キリストが福音宣教を命じられたように、わたしたちはバプテストの信仰に立って、全世界に福音を宣べ伝えていきます。
 また、恵星幼稚園を通してキリストを伝え続け、地域に仕える働きを担っていきます。


 (2020.01.19.臨時総会にて採択)


 【内容説明】

 キリスト教会は、イエスをキリスト(メシア・救い主)と告白し、バプテスマを受け、神に属する者とされた信仰者の群れです。主に召された者が自らの自由と責任において主に応えていくことによって形成されます。わたしたちはキリストの香りをはなつ教会であり続けるために、三つの視点から春日原教会の使命を掲げました。

(主に仕える群れ)
 イエス・キリストは、神の御子でありながらわたしたちのもとに来てくださり、十字架の死に至るまで神の御旨に添われました。そして、事あるごとに祈られました。わたしたちは、主が復活された週の初めの日(主日)に礼拝をささげて神への感謝を表わして来ました。この「主日礼拝」は教会の最も大きな業であり、これからも変ることはありません。また、2つの礼典(主の晩餐とバプテスマ)とともに神に向けられた祈りとすべての人のために祈ることをも大切にしています。
 主が一人ひとりに与えてくださっている恵みや賜物を感謝し、喜びをもって主の御旨にかなうよう、ささげ用いてキリストの体である教会を築いていきます。


(共に生きる群れ)
 イエス・キリストは、その当時「罪人」と呼ばれた異邦人や徴税人、「汚れた者」とされていた病気の人、「数のうちに加えられなかった」女性や子どもたちなど世間から「小さい者」と見なされていた人たちに寄り添い、愛の御手を差し伸べられました。主に倣うわたしたちも、高齢者、子ども、障がいのある人たちなど「社会的弱者(ちいさいもの)」に寄り添い、共に生きていくことが求められています。わたしたち自身が「小さい者」であることを常に認識し、高ぶることなく、主に仕えるように人々に仕えていくことが大切です。
 また、教会の一致と成長のために神の家族として一人ひとりを大切にし、伝道・教育・主にある交わりを通して、わたしたちの信仰を次代に継承していくことに努めます。


(春日原に立つバプテストの群れ)
 
1956年に教会組織をしたわたしたちは、日本バプテスト連盟に加盟し、バプテストの信仰に立ち、協力伝道に参画する教会であることを選びました。「各個教会主義」「会衆主義」等バプテストの信仰をもって自分たちで責任ある教会を運営するとともに、諸教会や地域と連帯していくことが求められています。
 教会附属「恵星幼稚園」は、春日原の地で伝道が開始された1952年に設立され、春日市で最も古く、唯一のキリスト教幼稚園として、幼い子どもたち、保護者、教職員に福音を届ける歴史を刻んで来ました。幼児教育に深い思いを寄せてきた先達の心を受け継ぎ、幼稚園を通して具体的に地域に仕える働きを続けていくことは、神が春日原教会に託された使命です。
 また、春日原に立つ教会として地域とともに歩んでいくことを目指していきます。



 【関連聖句】
 (序文)
マタイ16:13〜19 「わたしたちはこの岩(信仰告白)の上にわたしの教会を建てる。」
Uコリント2:14〜17 「わたしたちはキリストによって神に献げられる良い香りです。」
Uペトロ1:10 「召されていること、選ばれていることを確かなものとするように、いっそう努めなさい。」

(主に仕える群れ)
フィリピ2:6〜9 「キリストは、神の身分でありながら…十字架の死に至るまで従順でした。」
ヨハネ4:23〜24 「まことの礼拝をする者たちが、霊と真理とをもって父を礼拝する時がくる。今がその時である。」
ローマ12:1〜8 「自分の体を神に喜ばれる聖なる生けるいけにえとして献げなさい。これこそ、あなたがたのなすべき霊的な礼拝です。」(1節)
エフェソ4:12〜13 「こうして、聖なる者たちは奉仕の業に適した者とされ、キリストの体を造り上げてゆき…成長するのです。」
Tコリント12:1〜31 「神は、ご自分の望まれるままに、体に一つ一つの部分を置かれたのです。」(18節)
Tペトロ4:10〜11 「あなたがたはそれぞれ、賜物を授かっているのですから、神のさまざまな恵みの善い管理者として、その賜物を生かして互いに仕えなさい。」

(共に生きる群れ)
マタイ22:37〜40 「心を尽くし、精神を尽くし、思いを尽くして、あなたの神である主を愛しなさい。」「隣人を自分のように愛しなさい。」
ルカ10:36〜37 「だれが追いはぎに襲われた人の隣人になったと思うか。」
ヨハネ13:34〜35 「あなたがたに新しい掟を与える。互いに愛し合いなさい。わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも愛し合いなさい。」
ローマ12:9〜18 「兄弟愛をもって互いに愛し、尊敬をもって互いに相手を優れた者と思いなさい。」
エフェソ4:1〜3 「平和のきずなで結ばれて、霊による一致を保つように努めなさい。」
Uテモテ2:2 「わたしから聞いたことを、他の人々にも教えることのできる忠実な人たちにゆだねなさい。」

(春日原に立つバプテストの群れ)
Uテモテ4:2 「御言葉を宣べ伝えなさい。折が良くても悪くても励みなさい。」
Uコリント5:18 「…また、和解のために奉仕する任務をわたしたちにお授けになりました。」
マルコ16:15 「全世界に行って、すべての造られたものに福音を宣べ伝えなさい。」
マタイ18:5 「わたしの名のためにこのような一人の子どもを受け入れる者は、わたしを受け入れるのである。」
マタイ5:13〜16 「あなたがたの光を人々の前に輝かしなさい。」
Tコリント15:58 「動かされないようにしっかり立ち、主の業に励みなさい。」